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NAMIKI限定万年筆「登龍門」


2001年から展開しているリミテッド コレクションは、時流をとらえた絵柄を、研出高蒔絵や螺鈿といった様々な技法を用いて表現しています。それぞれの万年筆には限定生産を表すシリアルナンバーが刻まれ、世界中の万年筆愛好家からは垂涎の的となっています。

 

【ことばの語源】
中国の黄河上流の龍門山を切り開いてできた三峡の急流は、古くから「龍門」とよばれていました。この急流を登りきった鯉は龍に姿を変えて天に昇るという言い伝えがあります。これを「龍門を登る」と記することから、「登龍門」という言葉が生まれ、「困難があっても成功へと至る難しい関門を突破する」という縁起の良いモチーフとして使われてきました。

 

【商品仕様】

―軸― 急流を上がる前の鯉が、穏やかに水中を泳ぐ姿をそれぞれ研ぎ出し蒔絵と高蒔絵で描いています。水面に浮かぶ桜の花びらは螺鈿、波紋は金粉を用い研ぎ出し蒔絵で繊細に表現しています。

―キャップ― 2匹の鯉が急流を登り、龍の姿に近づいた様子を高蒔絵で力強く描いています。そして急流にかかる虹を螺鈿で表現し、その上部には厚い雲とその隙間からのぞく龍の体の一部を描きました。

―針描き技法― 針描き技法(引っ掻き技法)は、文様の線を蒔絵してから、針のような細いもので引っ掻いてあらわすもので、修正がきかず、熟練を要する技法です。急流を針描き技法を使い、今までにない仕上げにしました。至高の蒔絵万年筆、じっくりとご覧ください。